2026年10月2日 工藤大雅

追加修正戻しと CLAUDE.md 整理の手順

ご質問いただいた3点への回答です。灰色の枠がプロンプトです。「コピー」を押すとそのまま貼り付けられます。

1. 追加の修正戻しで指示が2重になる件

原因

Claude が追加の赤字を「新しい指示」として読むだけで、前に出した指示と同じ箇所かどうかを照らし合わせていないことが原因です。

たとえば前回「変更予定」として出した箇所の中身が、追加の戻しで決まったとします。このとき前の指示を消さずに新しい指示を足してしまうので、デザイナーさんの手元では同じ場所に指示が2つ並びます。

直し方

訂正リスト(CSV)を指示の正本にします。追加の赤字が来たら、指示書を作る前に必ずこのリストと突き合わせ、1件ずつ「新規」「差し替え」「取消」「重複」に分けさせます。

追加分の指示書には、新規・差し替え・取消だけを載せます。差し替えの指示には【差し替え:第1便⑦】と頭に付け、1枚目には「今回で無効になる前回の指示」の一覧を置きます。デザイナーさんは、一覧にある前回の番号を消すだけで済みます。

修正デザインが上がった後の照合も、無効になった古い指示は数えず、最新の指示だけで行います。同じ箇所かどうか判断がつかないものは、Claude が勝手に決めず、青字の確認事項に回します。

やること

  1. 学校ごとのチャットではなく、main で開いた新しいチャットに、下のプロンプトを一度だけ貼ってください。赤字通しのスキルにこの手順が加わります。
  2. 貼ったあとは、学校ごとのチャットで「main の最新を取り込んでください」と一言伝えてください。これを伝えないと、作業中のチャットは古いスキルのまま動きます。
  3. 次からは、追加の戻しが来たら「【学校】の【工程】に追加修正戻しが来ました」と書いて、PDFを渡すだけで大丈夫です。
プロンプト① 追加修正戻しの手順をスキルに足す
赤字通しのスキルに、「追加修正戻し」の手順を足してください。

■ 起きている問題
指示書をデザイナーに送ったあと、修正デザインが上がる前に追加の赤字が来ることがあります。
その中には、前回「確認中」「変更予定」で出した箇所の中身が決まった赤字も混ざっています。
今は追加分をすべて新しい指示として出しているので、同じ箇所への指示が2重になります。

■ 足してほしい手順(追加修正戻しが来たとき)
1. 追加の赤字を読む前に、提出/【工程】_訂正リスト.csv を開いてください。これが指示の正本です。
2. 追加の赤字1件ごとに、訂正リストから同じ誌面ページ・同じ位置・同じ語の行を探し、次の4つに分けてください。
 ・新規:該当する行が無い → 続きの通し番号で行を足す
 ・差し替え:同じ箇所の行がある(特に種別が「確認中」の行や、修正後に「予定」「未定」と書いた行)→ 古い行の状態を「差し替え済」にし、新しい行の「差し替え元」に古い通し番号を書く
 ・取消:前の指示を元に戻す赤字(イキ)→ 古い行の状態を「取消」にする
 ・重複:同じ箇所で中身も同じ → 行を足さない
 同じ箇所かどうか言い切れないものは、勝手に決めず青字の確認事項に回してください。
3. 訂正リストに「便」(第1便・第2便…)と「差し替え元」の2列を足してください。
 状態の列は「未送付/送付済/差し替え済/取消/済み」のどれかにしてください。
4. 追加分の指示書(PowerPoint)は、新規・差し替え・取消だけで作ってください。
 ・1枚目に「この便で無効になる前回の指示」の一覧を置いてください(前回の便、丸番号、誌面ページ)
 ・差し替えの指示は文の頭に【差し替え:第1便⑦】、取消は【取消:第1便⑦】と書いてください
 ・ファイル名の最後に _第2便 のように便を付け、前の便のファイルは上書きしないでください
5. 作り終えたら、新規・差し替え・取消・重複で足さなかったもの・確認事項、それぞれの件数を報告してください。
 あわせて、訂正リストのうち「差し替え済」「取消」を除いた行数と、全部の便で生きている丸番号の数が一致するか数えてください。

■ 修正デザインが上がったときの照合
照合は「差し替え済」「取消」を除いた、最新の指示だけで行ってください。
古い指示のまま直っている箇所は「差し替え前の指示で修正されています」として出してください。

■ 保存
スキルを更新したら main に上げてください。
次からは「【学校】の【工程】に追加修正戻しが来ました」と書いてPDFを渡すだけで、この手順で動くようにしてください。

2. CLAUDE.md が重くならないか

はい、重くなります。CLAUDE.md は、何を頼んでも毎回最初に全文が読み込まれます。Claude Code の公式説明でも1ファイル200行以内が目安とされていて、それより長いと読み込みに使う量が増え、書いたルールが守られにくくなるとあります。

3〜4校を同時に回していると、この読み込みが校の数だけ毎回かかります。利用上限に早く届く原因の1つにもなっているはずです。

対策は、書く場所を分けること

スキルは使うときだけ読まれ、学校ごとの CLAUDE.md はその学校のファイルを開いたときだけ読まれます。12校で出てきたパターンの大半は赤字通しの時だけ要るものなので、スキルのほうへ移すのが一番効きます。

3. CLAUDE.md の整理整頓はできるか

できます。下のプロンプトで、Claude 自身に棚卸しをさせてください。いきなり書き換えず、まず整理案を出させ、戸崎様が確認してから反映する流れにしてあります。始める前にコミット(保存)させるので、気に入らなければ元に戻せます。

整理するタイミングは、月1回と決めるよりも「初校戻しが終わって片付けをするとき」がおすすめです。12校の1サイクルごとに1回、決まった場面で整理できます。こちらも main のチャットで貼ってください。
プロンプト② CLAUDE.md を整理する
CLAUDE.md の整理をしたいです。いきなり書き換えず、まず整理案を出してください。

■ 始める前に
今の状態をコミットしてください。気に入らなければ戻せるようにするためです。

■ 見てほしいファイル
一番上の CLAUDE.md、clients/ の下の CLAUDE.md すべて、.claude/skills/ の下のスキルすべて

■ 見てほしいこと
1. 各ファイルの行数
2. 同じことが2か所以上に書いてあるもの
3. 互いに食い違っているもの(どちらが今の決まりか、私に聞いてください)
4. もう使っていない、古くなったもの
5. 置き場所が合っていないもの。次の基準で振り分けてください
 ・どの仕事でも必ず守ること → 一番上の CLAUDE.md
 ・赤字通しなど、特定の作業の時だけ要る手順やパターン → その作業のスキル
 ・特定のクライアントや学校だけの決まり → その clients/ の下の CLAUDE.md

■ 出してほしいもの
・1項目ずつ「残す/移す(移し先)/まとめる/消す」を並べた表
・整理したあとの各ファイルの行数の見込み
一番上の CLAUDE.md は200行以内を目標にしてください。

■ 私がOKしたら
表のとおりに反映し、コミットして main に上げてください。
最後に、一番上の CLAUDE.md に次の1行を足してください。
「新しいパターンを覚えるときは、CLAUDE.md に直接足さず、上の振り分け基準で置き場所を決めてから書く」

最後の1行を入れておくと、これからパターンを覚えさせるときも、Claude が自分で置き場所を振り分けるようになります。

4. うまくいかないとき

プロンプトが長いので、うまく進まないこともあるかと思います。その場合は、このページの文章をまるごとコピーしてチャットに貼り付け、最後に下の一文を添えてみてください。Claude が戸崎様の環境に合わせて整理し、進め方を組み立て直してくれます。

プロンプト③ まるごと貼ったあとに添える一文
上の文章を読んで、私の環境に合わせて整理しながら、最適な進め方を教えてください。